概観
Radnotiでは、高品質な組織オーガンバスを幅広く提供しており、各種製品は組織や研究要件に合わせた仕様となっております。
Radnoti 1650シリーズ「Q」静音組織オーガンバス
組織、特に心筋への酸素供給は、正常な生理的および生化学的反応を維持するために必須です。
しかし、通気(エアレーション)を行う際、ガス気泡が懸垂された組織に衝突することで機械的ノイズが生じ、乳頭筋など小さな組織サンプルから得られる力の測定値を妨げる可能性があります。
この問題を解決するために、Radnoti 1650シリーズ “Q” 静音組織オーガンバスは気泡による干渉をほぼ完全に排除できるよう設計されております。
このオーガンバスはRadnoti 1660シリーズ Hi-Tech ティッシュオーガンバスの多くの優れた設計要素を取り入れています。
著名な生理学者J.R. Blinksによる設計(J. Appl. Physiol. [1965] 20:755–7)に基づいており、2つのチャンバーを橋状に連結したU字管型の二重チャンバー構造を採用しております。
一方のチャンバーはガス注入用であり、微調整が可能なテフロン製ニードルバルブ付きの着脱式酸素供給チューブを備えています。
ガス注入中に上昇する気泡によって溶液内で循環流が生じます。
もう一方のチャンバーに組織サンプルを入れます。
この設計により、ガス気泡は組織チャンバーから効果的に分離されつつ、酸素を多く含んだ溶液が両チャンバー間を循環するようになっております。
このオーガンバスは極めて微小な組織の力測定を行う必要がある場合や、直接通気によって測定が妨げられるおそれがある場合に有用です。
また、内皮組織の有無など、同一バス内で組織を並列比較する実験にも適用できます。
その他の特徴:
ウォータージャケット外層部にはRadnoti Quick Disconnectフィッティングを使用しており、漏れのないウォータージャケット接続を保証するとともに、容易な取り付け・取り外しが可能。
ルアーオーバーフローポートを備えており、ポンプやリザーバーから溶液を連続的に添加するプロトコル時に溢れを防止し、また溶液を分析用に採取することができる。
底部にはルアードレインポートが設けられており、1方向タップを取り付けることで迅速な排液が可能。バス溶液を完全に除去できるため、組織の洗浄や内因性放出物質の完全な回収が可能である。
同一サイズのRadnotiガラスティッシュフックまたはRadnotiティッシュリングサポートと併用可能。
刺激電極を一方または両方のチャンバーに挿入して使用することができる。
バス容量は25 mLまたは50 mLの2種類が用意されている。
シングルリングクランプおよびユニバーサルスタンドクランプを介してRadnotiラボスタンドに取り付け可能。
Radnoti 1583シリーズ非通気式ティッシュオーガンバス
このモデルは、50 mL容量のRadnotiティッシュオーガンバスであり、組織サンプルまたは溶液を、非環境温度(周囲温度以外)の条件で維持するために設計されていますが、通気やガス供給を必要としない用途に使用されます。
シングルリングクランプおよびユニバーサルスタンドクランプを用いてRadnotiラボスタンドに取り付けられます。
また、ウォータージャケット外層部にはRadnoti Quick Disconnectフィッティングを使用し、ルアーオーバーフローポート、底部ルアードレインを備えています。同一サイズのRadnotiガラスティッシュフックまたはRadnotiティッシュリングサポートと互換性があります。
Radnoti 1660シリーズ 大型臓器または単細胞分離用組織オーガンバス
Radnoti 1660シリーズ Hi-Tech ティッシュオーガンバスは、副腎、心臓、肝臓、腎臓などの大型器官の培養、もしくはそれらの器官から細胞を分離するための用途に特化して設計されております。
本製品はウォータージャケット外層部を備えており、Radnoti Quick Disconnectフィッティングを使用しています。
また、ティッシュチャンバー内のウォータージャケット部分には内蔵の予備加温コイルを搭載し、ルアーオーバーフローポート、底部側面のルアードレインポート、およびテフロン製ニードルバルブ付きの着脱式酸素供給チューブを備えております。
オーガンバス容量として200 mL(深さ45 mm)および550 mL(深さ100 mm)のモデルを用意しております。いずれも外径125 mm、内径95 mmですが、設計に若干の違いがあります。200 mLモデルでは予熱コイルがバス内部の上部三分の二の位置にあるルアー入口ポートへ溶液を供給します。このルアー継手と臓器の間をカニューレで接続して使用します。一方、550 mLモデルにはバブルトラップ付きの予備加温コイルとルアーロックフィッティングを備えております。
Radnoti 1584シリーズ 準備ティッシュバス
組織分離プロトコルにおいて、ドナーから組織を取り出してオーガンバスへ挿入するまでの間に、組織は温度や酸素濃度の変動、または解剖操作による損傷にさらされることが多く、組織の生存性が低下し、生理学的・薬理学的特性が損なわれることがあります。
Radnoti 準備用組織オーガンバスは摘出後の変動や損傷を最小限に抑えるために設計されています。
ウォータージャケット外層部を備え、Radnoti Quick Disconnectフィッティングを使用しており、側面に設けられた内蔵のガス分散チューブが組織を酸素化して生存性を維持します。
浅型モデルでは安定した作業面が提供され、解剖顕微鏡下での操作にも適しています。
必要に応じてバス底部にパラフィンまたはシルガードを4〜6 mmの厚さで塗布し、その上に組織をピンで固定することもできます。
その際はガス分散チューブの開口部をテープで一時的に封じ、コーティングが硬化した後に封を外すことが推奨されます。
また、冷水または不凍液を循環させたり、氷上に設置したりしてバスを冷却することも可能です。
注:
すべてのガラス器具は、化学的に不活性で耐久性の高いホウケイ酸ガラスで製作されており、完全にオートクレーブ滅菌が可能です。
また、すべてのバスの実際の容量は、支持具・アクセサリ・サンプルによる体積置換を考慮して、表記よりも大きく設計されている。
さらに、バスを単体で注文する場合、Radnoti Quick Disconnectチューブおよびフィッテングなどの部品が別途必要となり、これらは個別に購入する必要があります。
Product Configurations
Radnoti Organ Bath (200mL, 125mm OD, 95mm ID, 45mm Depth)
A 200 mL Radnoti 1660 Series Tissue Organ Bath for large organ or single cell isolation with dimensions of 125 mm OD, 95 mm ID and 45 mm Depth. It has a pre-warming coil that delivers solutions to a Luer entry port located two thirds of the way up the bath interior. The Luer fitting permits attachment of a cannula which is then placed into the organ.
Radnoti Preparatory Tissue Bath w/ Raised Oxygenation Tube (80mm ID, 20mm Depth)
A Radnoti preparatory tissue bath with dimensions of 81 mm ID and 20 mm Depth. Additionally, it has a raised (~4 mm) oxygenation tube to allow for a 4-6 mm paraffin or Sylgard coating.
サポート
サポート記事
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