圧-容積(PV)ループ試験は直接心機能を測定するための代表的な手法であり、研究者に包括的で負荷非依存のデータを提供します。
高品質のデータを収集し、正確な測定を担保するためには、心室内に圧-容積カテーテルを正しく挿入することが不可欠です。カテーテルの不適切な配置は、アーチファクトの増加、カテーテルの損傷、心室容積の過大・過少評価など、データの質の低下に繋がる様々な問題を引き起こす可能性があります。
左心室内にカテーテルを正しく挿入することは、試行錯誤をともなう難しい作業になりかねません。
MPVS Duoはリアルタイムの位置フィードバックを提供し、必要なデータをより迅速に得ることができます。
カテーテル挿入の課題
カテーテルを正しく挿入することは重要ですが、これまでは時間のかかる作業でした。好みのワークフローやシステムによって、研究者は作業の効率を妨げるさまざまな障害に直面する可能性があります。以下では、それぞれのワークフローに関連する一般的な悩みどころについて説明します。
初期のアドミッタンス法テクノロジー
ADV500のような初期のアドミッタンス・ベースのシステムでは、カテーテル位置決めの作業手順を進める際に、手動によるベースライン・スキャンが必要でした。ユーザーは容積シグナルを校正するために、しばしば紛らわしい数値について解釈しなければなりません。これらの数値を受け入れた後に容積データの辻褄が合わなくなった場合、ユーザーは再度校正しなければならず、調整中にポジショニングに関するリアルタイムなフィードバックを受け取ることができません。これは、良好なポジショニングを妨げる可能性があり、このカテーテル留置に費やす時間がとても長くなることを意味します。
初期のコンダクタンス法テクノロジー
初期段階のコンダクタンス技術では、絶対容積の事後キャリブレーションが必要であり、初期段階でエラーを修正する機会が限られています。瞬時のフィードバックは得られませんが、研究者はLabchartのXYビューを利用してPVループの形状を確認し、カテーテルの位置調整することになります。
上記のような課題は、PV試験中に以下のようなことにつながる恐れがあります:
- 長時間の操作
- 作業手順のステップ数の多さ
- 新規スタッフのトレーニングが困難
- 絶対容積の不正確さ
- データの信頼性の低下
MPVS Duo - 瞬時フィードバックでカテーテルのポジショニングを簡素化
MPVS DuoはMillar社が提供する、直感的な操作が可能なPVループシステムで、今まで当てずっぽうだった圧-容積カテーテルの正確な位置決めをより簡単に行えます。MPVS Duoは、カテーテル挿入中にリアルタイムな配置フィードバックを提供します。実験者者はもう、手動ベースライン・スキャンに煩わされたり、単位のないXYビューだけに頼る必要はありません。MPVS Duoによるリアルタイムな容積測定は、以下を意味します:
- 心室内の位置を完全に把握
- ポジショニング時間の短縮
- 最適化されたデータ解釈と視覚化
- 圧力対容積を最初から解釈可能
PVシステムの比較表をダウンロードしたい方は、以下に必要事項をご入力ください:
MPVS Duoは、アドミッタンス法とコンダクタンス法いずれのワークフローにおいても、研究者に柔軟性と総合的な情報を提供します。
位相シグナル
MPVS Duoは、ポジショニングの二次確認要素として位相シグナルを利用します。これまでは、アドミッタンスワークフローを使用する研究者のみが利用可能でしたが、MPVS Duoでは、コンダクタンスワークフローを使用する研究者でも、位相シグナルを利用して位置確認を行うことができます。
XYビュー
LabChartのXYビューは、MPVS Duoのカテーテル位置フィードバックの一部としても利用されます。これにより、研究者はポジショニング中の良好なループ形状を視覚化して確認することができます。
リアルタイム容積キャリブレーション
MPVS Duoは自動的に連続ベースライン・スキャンを行い、最初からリアルタイムで体積キャリブレーションを行います。圧力対容積データを最初から利用できるため、研究者とそのスタッフは、分かりにくい数値の解釈に時間を費やす必要がなくなります。
結論
MPVS Duoは、リアルタイムのフィードバックによりカテーテルのポジショニングを簡素化し、小動物から大動物まで圧-容積研究のトレーニング段階とデータ収集段階の両方でワークフローを改善します。
このシステムと Millar カテーテルの信頼性によって、アドミッタンス測定法とコンダクタンス測定法両方の利点を与えます。それにより、 ユーザーフレンドリーで合理的な操作を提供します。
MPVS Duoの詳細についてご興味のある方は こちらからお問い合わせください。.